「すずめの戸締まり」で登場する要石
新海誠監督の大ヒット映画「すずめの戸締まり」で、
要石(かなめいし)が重要な役割として登場します。
物語では、
大地震を起こすミミズを抑える要石。
実はこの要石が、
実在するのをご存知ですか?
しかも実際に存在する要石は
見ることができるんです。
やったね!
さっそく要石を確認してみましょう。
要石の意味・要石の役割とは?
要石とは、
地震を鎮めるとれている霊石。
地中深くに埋まっています。
すずめの戸締まりではミミズをおさえていましたが、
実際の伝説では「ナマズ」をおさえているんです。
要石とナマズ
日本は昔から地震大国。
そしてその大地震を起こす原因とされていたのは、
地中に棲む「大ナマズ」です。
地中のナマズが暴れると、
地震が起こると言われていました。
このナマズが暴れないように、
頭と尻尾をおさえているのが2つの要石です。
実際にナマズは天候の変化に敏感な生き物で、
「地震を予知する能力がある」との言われているそう!
要石は実在する!東京から行ける要石の場所
東京から行きやすい
要石がある二社をご紹介します。
鹿島神宮の要石
茨城県鹿嶋市にある常陸国(ひたちのくに)の一ノ宮、
「鹿島神宮」に1つ目の要石があります。
鹿島神宮の要石があるのは奥宮。
この要石は花崗岩で、
山の宮・御座石(みまし石)・石御座(石のみまし)と言われています。
地上に見えているのはほんの一部分で
わずかにくぼんだ形をしており、
地中にはなんと、
直径25cm・高さ15cmもの巨石が埋まっているそう!
この要石で鹿島神宮の神様である武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)が、
大ナマズの頭をおさえていると言われています。
所在地:茨城県鹿嶋市宮中2306−1
香取神宮の要石
鹿島神宮と対になっているいるのが、
千葉県香取市にある下総国(しもうさのくに)の一ノ宮、
『香取神宮』です。
入り口参道のすぐ左に道を進み、
護国神社の先に要石が祀られています。
香取神宮の要石は鹿島神宮とは対照的に、
凸型をしています。
こちらの要石は
香取神宮の神様である経津主命(ふつぬしのかみ)が、
大ナマズの尾っぽをおさえているそうですよ。
所在地:千葉県香取市香取1697
要石を掘った水戸黄門
実はこの要石を
かつて掘った人物がいました。
水戸黄門でお馴染みの
水戸藩主・徳川光圀です。
なんと7日7晩掘り起こしましたが、
翌朝には元の戻っていたそう!
さすがの水戸黄門も掘るのを諦め、
掘り起こし作業を中止したそうです。
・・・地震が起きなくてよかったね。
そのほかにも実在する!要石がある神社
鹿島神宮・香取神宮のほかにも、
要石が祀られている神社があります。
大村神社
三重県伊賀市の大村神社。
土地の守り神である大村大神を祀り、
地震とゆかりの深い神社です。
要石は拝殿の西側に鎮座しています。
所在地:三重県伊賀市阿保1555
鹿島神社
宮城県加美町の鹿島神社。
鹿島神宮と同じ武甕槌大神が祀られています。
所在地:宮城県加美郡加美町赤塚八番14
要石の神社を参拝しよう!
いかがでしたか?
実際の要石を参拝すると、
より映画も深く楽しめるかと思います。
もちろん聖域ですから、
しっかり敬意を持って参拝しましょうね。
安い!神社旅行の交通手段の比較
神社へ行くなら、
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場所によっては、
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